ニンテンドー3DSソフト『撃の巨人 死地からの脱出』の感想レビュー。良かった所、面白かった所、悪かった所・不満点など。
『進撃の巨人 死地からの脱出』とは
TVアニメでは描かれなかったオリジナルストーリーを舞台に巨人たちがはびこる「古城」からの脱出を目的に謎を解き明かしていく新しいタイプのアドベンチャーゲーム。
良かった所・面白かった所
自分たちの選択が物語の選択肢を広げ、時に新しいストーリーを枝分かれ的に導き出すゲームシステムはシンプルながらとても楽しい。進撃の巨人に闘王するキャラクターたちと協力して巨人たちからいかにして自分たちを守り生き抜いていくか、といういわば「進撃の巨人の追体験」ができるゲームだ。
アドベンチャーゲームらしく謎解き要素もあり、自分の回答によってはピンチになったり、逆に味方を助けたり、ということもできるのでリアルに進撃の巨人の世界の一員として入り込むことができる。
緊迫した状況だけではなく、つかの間の日常では他のキャラクターたちと会話をして親密度を上げていったり、キャラクターによっては以外な一面も見ることができるので、原作ファン・アニメファンは確実に楽しめることはもちろん、このゲームで初めて進撃の巨人に触れる、という人でも十分に楽しめる作りになっている。
・後述するが、最初の相棒は男女選ぶ主人公によって固定なのだが、二人目からは徐々に相棒として選べるキャラクターが増えてくるので(最初はリヴァイ、ミカサで固定、二人目はアルミン、次はエレンなど)
クリアごとに解放されるキャラクター一覧
リヴァイ(ミカサ)→アルミン+ミカサ(リヴァイ)→エレン→ジャンコニーサシャ→ハンジ→ユミル+クリスタ ライナー・ベルトルト+エルヴィン
一人あたりのクリア時間はだいたい2時間弱(慣れればもっと速い)、のでサクサクと進められるのもGOOD。特典グッズの資料集もいい出来。
悪かった点・不満点など
・最初に自分(主人公)の性別が選べるのだが、初回プレイ時では相棒は性別によって固定されているので注意が必要(女を選択した場合は『リヴァイ』、男を選択した場合は『ミカサ』)
・フルボイスではないのが少し残念だった。それでも、重要なシーンではちゃんと声がつくので安心してほしい。
・謎解き要素は他のアドベンチャーゲームに比べると大味で少し物足りなさを感じてしまう部分もあり。本格的な推理ゲーと捉えるよりはk『進撃の巨人』というブランドをじっくりと楽しむためのキャラゲーと捉えたほうがいいかも。
総評
良かった点でも書いたが自分が進撃の巨人の世界に入り込んでキャラクター達と一緒に目的に向かって協力するというのはファンにはかなりたまらない要素のひとつだと思った。進撃の巨人はアクションゲームも多く発売されているが、それとはまた違った意味でかなり楽しめる作品。特に相棒のキャラクターとどんどん親密度を上げていって「自分を信頼してくれてる…!」と実感できた時は一人で画面を見ながらニヤニヤしてしまった。キャラクターゲームとしてかなりの完成度。
ときにファンなら「おおおっ!」と唸るような演出も多数あるので『進撃の巨人』の世界をより深く、より近くで味わいたい、という人は買いの一作。
※ゲームをするときはアニメ『進撃の巨人』を先に観ておくとより楽しめるはず。
進撃の巨人 死地からの脱出 トレジャーBOX (初回封入特典(音声付きテーマ ダウンロード番号(エレン)) 同梱) - 3DS
- 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
- 発売日: 2017/05/11
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