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PS4『鉄拳7』感想とレビュー【良かった所・面白かった所・不満点など】

PS4ソフト『鉄拳7』の感想とレビュー【良かった所・面白かった所・不満点など】

 


【鉄拳7】TEKKEN™7 ストーリーモード CHAPTER1

 

良かった所・面白かった所など

・全てが明らかになるストーリーモードが楽しい。鉄拳1から続く、三島と風間の血を巡る世界最強の親子喧嘩が遂に終息。ストーリーモードということもあり、メインチャプターは平八と一八、そして仁という親子三世代の決着までが描かれていてかなりゲームとしてのやりごたえ、そして一本の物語としての骨組みがかなりしっかりしている。まさか格闘ゲームをプレイしていて自分が感動するとは思わなかった。平八と一美との悲しすぎる物語。「最後」とも言える鉄拳の長い歴史の集大成がここにある。

ストーリーの合間合間で試合をするといった形なので、RPGっぽさも感じることができるのは斬新。

 

・ギャラリーモードの充実っぷりが凄まじい。歴代『鉄拳』のムービー、イラストはもちろんのことパチスロ・パチンコの映像までもが収められた、まさに全ての鉄拳ファン永久保存版のモード。これだけでもかなりの価値はあるのでぜひ。

 

・相変わらずプラクティスモードは使いやすい。

対戦するものにとっては1番お世話になるであろう「プラクティスモード」は相変わらず使いやすい。技表やダメージの視覚化、10連コンボはもちろんのこと、それぞれのキャラクターごとにサンプルコンボも用意されていたり(シリーズではおなじみのことだが)、練習したい技のコマンドを画面上に残しておくこともできる。こんな使いやすさは格闘ゲームでは鉄拳をおいてほかにないだろう。

 

・オフラインの追加要素と追加キャラクターが楽しみ。

早期特典で入手することのできる新キャラクター「エリザ」はもちろんのこと、これから追加されるであろうキャラクターやカスタマイズパーツなどがかなり充実しているのは嬉しい。枠的にもエリザを入れてもあと4枠程度は追加できるスペースがあるので下記にも書いているようにリストラされたキャラクターの復活を願う。

 

・相変わらずのキャラクターバランス

鉄拳シリーズ共通して言えるようにこの「キャラが最強!圧倒的!」というようなヒエラルキーは存在せず、練習しだいでどのキャラクターを使っても最強を目指せるこのゲームバランス、キャラクターバランスの良さはこのゲームならでは。

 

その他細かい良点

・なぜか豪鬼がいる

・「□+△ 一八を落とす」は笑った

・毎度のことながら吉光はグラフィックは別キャラ

・エディ(カポエラ使い)の復活

 

 

悪かった所・不満点など

・オンライン対戦が不安定過ぎる、マッチングまでロードが長いのはもちろんのことそもそもマッチングしないときすらある。これはサーバーに問題があるのか、ソフト自体に不具合が生じているのかわからない(調べてみた所、多数報告あり)のでどちらにせよ早急に対応してほしいと思った。

 

・一部リストラされたキャラクターが残念。

ストーリー上、死んでいる設定になっている風間準や歴代ラスボス(オーガ、仁八、アンノウン)などは仕方ないにしても、ブルース・アーヴィンや巌竜、白頭山、州光、ミシェルなどの鉄拳2からのキャラ、ジュリアやアンナ、レイなど鉄拳3からのキャラのリストらは哀しい。

 

・新規参戦キャラクターがイマイチ魅力に欠ける

リストラされた旧キャラクターに代わり参戦した新キャラクターたちがイマイチ魅力に欠けるのが気になった。

平八の妻である三島一美やジャックのライバル的位置づけのロボ・ギガースはいいとしてもアイドル・ラッキークロエや、シャヒーン、エクソシストのクラウディオ、ミゲロは正直ほかのキャラクターを差し置いてまで使いたいかと問われると疑問符を打たざるを得なく、プレイスタイルの微妙さも相まって少々残念な出来だった。

 

・試合までの微妙なラグが気になる。

例えば試合開始前の「ネクストバトル!」からキャラクターのグラフィックが表示されるまでに毎回僅かなラグが発生する。こういった微妙なラグや画面の乱れなどが発生するのは少し気にあった。とはいえ、今のところ試合中のラグは感じられないのが幸い。

 

・さすがに初心者には敷居が高い。新システムの「レイジ」で超必殺技的なものは出せるものの、『鉄拳というゲームは基本的にどう相手を空中に浮かせてコンボを叩き込むかという勝負になるので、初心者は一度浮かされてしまえばそこで試合終了、これでは試合を楽しむ間もなく終わってしまう。それゆえに初心者と上級者の差がつきやすく、オンラインなどはかなりとっつきにくだろう。ただ、鉄拳は練習すればするほど、極めれば極めるほど楽しくなるゲームなので初心者の人は一度ボコボコにされてもめげすに頑張ってほしいと思う。

 

・キャラクターエピソードが茶番

 

総評

超必殺技や突飛な飛び道具に頼らない(一部はいるが)本格的格闘ゲームとして名を馳せてきた鉄拳。単純に物語としてもゲームとしても冒頭でも述べたように今作が集大成と言ってもなんら過言ではないだろう。一部、ラグやオンラインの不具合など気になる部分はあるが、それはこれからのアップデートで改善できる部分なのでゲーム自体の評価を下げる要因にはなりえない。あとは個人的に好きなキャラクターさえDLCで配信してくれればありがたいです。

鉄拳シリーズのファンはもちろん、これから鉄拳を始めてみようという人にとってもおすすめの一作。

 

鉄拳7

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PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)

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