8月31日に発売したPS4・Vita、Nintendo Switch用のソフト『よるのないくに2 〜新月の花嫁〜』の感想レビュー。良かった所・悪かった所、不満点など。
(PS4版のレビューになります)
あらすじ
かつてあった夜の君と聖女の戦いは世界に大きな影響を残した。
それは光差す時間は“人”が活動し、闇に染まる時間は“邪妖”と呼ばれる魔物が跋扈する、決して眠ることのない世界。
そんな世界に生きる3人の少女がいた。
半妖としての2度目の生に戸惑う主人公のアルーシェ。生け贄としての役目を受け入れるリリアーナ。そして運命に抗うルーエンハイド。
かつて同じ道を歩んだ3人は、夜の闇に惑わされ、離れ離れになっていた。
3人が再び足並みを揃えるとき、彼女たちの絆が闇を照らす光となり、やがて物語は真実に近づいていく――
良かった所・面白かった所
・見ての通りキャラデザイン、モデリングに関しては素晴らしい、個人的にはリリアーナとルーエンハイドが最高だった。
・百合要素の素晴らしさ。好きな人はそのためだけにこのゲームを買っても損はないと思う。逆に言えばそこが駄目だとこのゲームの魅力が皆無であるとも言える。
・それに伴って登場人物、仲間もかなり多くいろいろなキャラがいるのはありがたい
・BGMはこれまで以上にエモいものが多く自然とアガる。
・シナリオに関しては前作以上、スタイリッシュでそれでいて独特の雰囲気もあって没入感はかなり高い。そしてキャラ同士の百合具合が良い。
・オプション設定やコントローラーの操作設定が細かく変更可能なのがありがたい。
・だいたい遅くても15〜16時間程度でクリアできるのでサクッと遊ぶには良いゲーム
・胸が揺れる、胸は揺れる
悪かった所・不満点
・賛否両論ある「月齢」
今作はいわゆる『日数制限』があり、空に浮かぶ青い月は日数が経つごとに新月へと向かっていき、完全に付きが新月になるとゲームオーバーになるという仕様だ。そのため、ゆっくりダラダラとクエストなどをこなすと詰む
逆に「月齢」で良い点といえば、過度なレベル上げで戦闘にハリがなくなるのを防ぐためだと考えるか
・60ftpから30ftpへの劣化、そのため全体的にモッサリするのは否めない。戦闘システムは無双シリーズに近いイメージ
その他細かな不満点
・従魔アクションが面倒臭い
・クリア後のレベル引き継ぎがない
・ジャギーが目立つ
・字幕とボイスがズレるなど
・戦闘中のSEがチープ
※クリア後に引き継げる要素一覧
- 全キャラクターの習得済みのアビリティ
- 未使用のAbilityPoint
- 全リリィの親密度
- 全従魔の転生回数
- アイテム内の装備品
- 最後に所持していたLibra
- コレクションの収集率
総評
どうしても急かされることになる「月齢」のせいでゲームの魅力がかなり削られているのが残念。それでも良い面でも書いたとおりキャラデザイン、シナリオに関しては前作を超える出来だと思う。ftpのせいで若干のモッサリ感はあるものの、爽快感という点では無双シリーズに勝るとも劣らない。
全体的な粗は目立つがキャラゲー、百合ゲーに戦闘がくっついたと思えばそこまで気にならないのも事実。 それでも1に比べるとかなり落ちた部分は多い。
とりあえず、キャラデザインなどを見て気に入ったキャラを見つけたという人は購入してみてもいいかも。
よるのないくに2 ~新月の花嫁~ (初回封入特典(特製「プニ」 ダウンロードシリアル) 同梱) - PS4
- 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: Video Game
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