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Nintendo Switch『マリオテニスエース』感想レビュー【面白かった所・良かった所・つまらなかった所】

Nintendo Switchソフト『マリオテニスエース』の感想レビュー。面白かった所・良かった所・つまらなかった所などをまとめました。


マリオテニス エース 紹介映像

 

面白かった所・良かった所

 

・参戦キャラの豊富さ

今作の特徴といえばなんと言っても「オールスター」ともいうべきプレイアブルキャラクターの豊富さにある。現時点でも21人ものキャラクターを使うことができ、その数の多さに驚くのはもちろんだが一番衝撃を受けたのは「ワンワン」「ゲッソー」などが初参戦していることだ。特にワンワンに関してはそのビジュアルから参戦不可能と勝手に思っていただけに実際マリオテニスで映像を見ると本当に感動で身震いした。古参のマリオファンも新規のマリオファンも納得のメンバーといえる。

またストーリーモードに登場しているあとから明らかに追加されそうなキャラクターがいるのも焦らされてる感がたまらない。(カメックやブイブイなど)

 

マリオテニスエースプレイアブルキャラクター

オールラウンド=マリオ、ルイージ、デイジー

テクニック=ピーチ、キノピコ

パワー=クッパ、ワリオ、ドンキーコング、ガボン、ワンワン

ディフェンス=ワルイージ、クッパJr.

トリッキー=ロゼッタ、テレサ

スピード=ヨッシー、キノピオ

追加キャラクター=ノコノコ (スピード)、ゲッソー(トリッキー)、 ディディーコング(スピード) 、キャサリン(スピード) 、パタパタ(テクニック)


マリオテニス エース ゲッソー参戦

 

・テクニカルショットが面白い

今作ではゲージを溜めることで「テクニカルショット」というスーパープレイを連発できるシステムがあるのだがこれが中々面白い。狙った所にピンポイントでショットを打てる「ねらいうち」、相手のラケットを破壊するパワーショット「ラケット破壊」、どんな場所にも移動できる「加速」、ラケットへのダメージを防ぐ「ブロック」とこれらをどこまでうまく使い分けられるかが試合に勝てる鍵になる。

慣れるまでは大変だが、思い通りにプレイできた時の気持ち良さは脳汁もの。

 

・スペシャルショットがどのキャラクターも派手で見ていて楽しい。


[マリオテニスエース]全キャラ スペシャルショット集![必殺技集]

 

 

つまらなかった所・不満点など

・オンラインプレイありきのソフト

とにかく今作は「オンラインプレイ」を楽しめるかどうかでゲーム自体の評価がかなり分かれる作品になっている。というのも一人で遊べる範囲では、ストーリーモードやフリーマッチなど本当に必要最低限の内容しか収録されていない(これは対戦ゲームすべてに言えることでもあるが)トレーニングモードや、壁打ちなどのミニゲームすらないのはどうかと思った。

 

・テクニカルショットに面食らう

良点でも書いたように、今作はゲージを溜めることで「テクニカルショット」というスーパープレイを簡単に使うことができるのだが、純粋にテニスゲームとして見るとゴチャゴチャして遊びづらく感じることがある。初代マリオテニスのようなゲーム性を期待しているとかなり肩透かしを食らうので注意。特にラケット破壊された時点で試合が終了するのは意味不明。

 

・とにかくストーリーが微妙

これならトレーニングモードでいい。その割に難易度は地味に高いのが鼻につく。

 

 

総評

テクニカルショットやスペシャルショットなど初代マリオテニスを遊んでいて今作を買ってみようかなというファンにはかなり戸惑うことも多いであろう今作。単純に「テニスゲーム」として見るよりもマリオキャラクターが「テニス」という競技のなかでド派手な戦いを繰り広げる「格闘ゲーム」として捉えたほうがより楽しめるゲームだと感じた。

ゲーム性に慣れて自分の好きなキャラクターを使いこなせるようになった時の爽快感は本当に最高なので、気になった人はぜひ遊んでみてほしい。

 

PS4『グランクレスト戦記』感想レビュー【面白かった所・良かった所・つまらなかった所など】

PS4ソフト『グランクレスト戦記』の感想レビュー。面白かった所・良かった所・つまらなかった所・不満点などをまとめました。

 


PS4「グランクレスト戦記」第3弾プロモーション映像


PS4「グランクレスト戦記」第2弾プロモーション映像


明日発売! ゲーム『グランクレスト戦記』たっぷり見せますスペシャル!

 

ゲーム『グランクレスト』戦記とは

とにかく頭を使う複合型ゲーム

本作はタイトルどおりとにかく「頭を使うゲーム」だというファーストインプレッションを受けた。戦略シミュレーション、RPG、アクションこの3つのゲームジャンルの要素を備えたまさに“複合型ゲーム”と言える。

  1. 自分の領地を整備し、戦闘部隊を作り上げていく戦略シミュレーション
  2. キャラクターを成長させてストーリーを進めていくRPG
  3. キャラクターを操作して敵を倒していくアクション

この要素をしっかりと理解してできるかがこのゲームを楽しむための最大の「キモ」になっている。

 

 

面白かった所・良かった所

・とにかく「戦略」がモノを言うゲーム。リアルタイムで行動する仲間に細かく指示を与えたり、それぞれのキャラクターを操って戦場を駆け抜けたりと忙しいが、自分の思い通りに戦況が動いたときの爽快感は抜群。

・内政やダンジョン攻略、制圧などやれることがとにかく多い。ひとつひとつは専用のゲームに比べると小粒だが、テーマパークのようにプレイヤーを飽きさせない工夫が随所に感じられる。

・原作にはないオリジナル要素はしっかりと作り込まれている印象。ストーリーを進めるごとにテオと他のキャラクターが親密になれるイベントがあるのだが、原作ファンなら思わずニヤリとさせられるやりとりもあり、ファンならテキストだけでもかなり楽しめるはず。また、キャラとの信頼度によって戦闘面でも影響が出るのが良い。(スキルの解放など)

 

 

つまらなかった所・不満点

・「前文」で“複合型ゲーム”と書いたが、戦略シミュレーション、RPG、アクションそれぞれのクオリティは期待していたほどは高くない。100点満点として50点のジャンルが3つ組み合わさったといえばわかりやすいか。良くも悪くも「キャラゲー」の域を出なかったのが残念

・慣れるまでの敷居が高い。悪く言えばゴチャゴチャしたシステムや操作性のイマイチさも相まって原作好き以外には受け入れられにくい。

・戦闘時のグラフィックがPS2時代のものかと思えるほど稚拙、フレームレートの低さからかカクツキも目立つ。

 

 

総評

とにかく「人を選ぶゲーム」。無双シリーズや通常のRPGとのようにゴリ押しがしづらいのも気軽に遊べる雰囲気を排除している一因のひとつだと感じた。

逆に言えばしっかりとシステムを理解できさえすれば楽しめるゲームでもあるので、気になった人は一度無料の体験版を遊んでみるのもおすすめです。

 

Nintendo Switch・3DS『超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido』感想レビュー【面白かった所・良かった所・つまらなかった所】

6月7日発売のNintendo Switch・3DSソフト『超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido』感想レビュー。面白かった所・良かった所・つまらなかった所・不満点などをまとめました。

 


超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido [Nintendo Direct 2018.3.9]


超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido オープニングテーマ曲映像

 

目次

 

 

面白かった所・良かった所

レールを流れてくる寿司を同じ色でつなげていく、といういたってシンプルなパズルゲームだが、そのシステムやストーリーは単純なパズルゲームとは一線を画する出来になっている。

 

ストーリーの凄さ

まず物語の舞台が「第一次寿司大戦後の世界」というのが面白い。この世界は寿司こそがすべて、そしてこの大戦のあと寿司を独占する悪の組織が今作の倒すべき相手「帝国軍」というわけだ。

一見、誰でも遊べる、いやむしろ子供向けのゲームと思いきやその実裏の裏まで読み取れそうな大きなテーマの元にこの寿司ストライカーは成り立っている。この「本気度」こそが、ただのパズルゲームに深みと面白さをもたらしているのだ。

 

育成要素、唯一無二のゲームシステム「スシガミ」

www.nintendo.co.jp

 

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50種類を超える物の怪「スシガミ」

この寿司ストライカーがただのパズルゲームではない唯一無二の世界感を形成る(つくる)大きな要素の一つとして「スシガミ」がある。

スシガミはプレイヤーを支える物の怪たちの総称であり、彼らは対戦中様々な特殊能力でプレイヤーをサポートしてくれる。その種類はなんと50種類以上。その中から自分のプレイスタイルにあった最高のスシガミを見つけ、レベルを上げて強化させ、より強いスシガミに進化させることで新しい強力なスキルを覚えさせたりと、育成ゲームの要素もふんだんに盛り込まれている。この「スシガミ」をいかに最強に育てあげられるかが寿司ストライカーの醍醐味でありすべてだ。

 

考えなしのプレイ=死。奥深すぎるゲーム性

パズルゲーム全般に言えることだが、そのなかでもこの寿司ストライカーはとりわけ「戦略」がものをいうゲームだ。ただ単純に同じ色の寿司をつなげていけばいいかというとそうではなく、このゲームを極めようとすればするほど「先を読む力」そして「反射神経(インパルス)」が必要不可欠になってくるのだ。皿の色によって敵に与えられるダメージはまったく変わってくる。青の皿はダメージが低く、金の皿が一番ダメージが高いなど。寿司の色を瞬時に見極めて次につなげる、次に流れてくる寿司の流れをパターンから把握して相手より先に自分のペースに引きずり込むこと、そして「まつりゲージ」がマックスになると発動する「スシまつり」中は攻撃力が1.5倍になり高級皿が流れやすくなる。このタイミングの見極めこそが勝利を掴むカギとなる。

手軽に楽しむだけなら老若男女誰でも楽しめるがそこから先は人外、修羅の道。どちらを選ぶかはあなた次第だ。

 

その他の細かい良点

・BGMがどれも秀逸でクセになるし、無駄に凝ったアニメーション、キャラボイスは、ユニークかつシリアス。いつの間にかその世界観に没入できる

・キャラデザインも絶妙。主人公のビジュアルも○

・ロード時間も短くノンストレス、パズルゲームが多いスマホアプリのようにスタミナ切れがないのもパッケージゲームの強み

 

 

つまらなかった所・不満点

なし。

 

 

総評

このゲームがどういう評価を受けるかによって、今後のゲーム業界全体の明暗が決まると言っても過言ではないほどの神ゲー『寿司ストライカー The Way of Sushido』。

その魅力は実際にプレイしてみなければ伝わらないので騙されたと思ってぜひ一度遊んでみてほしい、想像を絶する体験がキミを待っている。

 

超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido|オンラインコード版 - Switch

超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido|オンラインコード版 - Switch

 
超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido|オンラインコード版 - 3DS

超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido|オンラインコード版 - 3DS

 

PS4『Fate/EXTELLA LINK』感想レビュー【面白かった所・良かった所・つまらなかった所など】

PS4、PS Vitaソフト『Fate/EXTELLA LINK』の感想レビュー。面白かった所・良かった所・つまらなかった所・不満点などをまとめました。

 


PS4/PS Vita『Fate/EXTELLA LINK』オープニング映像


PS4/PS Vita『Fate/EXTELLA LINK』プロモーション映像第2弾

 

面白かった所・良かった所

戦闘面

・前作の不満点がほぼ解消されて正当進化ともいうべき作品に仕上がった『Fate/EXTELLA LINK』。まず、いわゆる『無双系ゲーム』における重要な要素である「爽快感」この部分の満足度がかなり高い。

それを可能にしているのが前作の不満点のひとつでもあった「スキルシステムのコマンド派生のみでしか任意の技を出せないこと」が、EXTELLA LINKではスキルをショートカットに割り当てられるので自分の好きなように技を組み合わせられる。

『ラッシュ』の要素などもボタン連打で簡単にダメージを与えられ、味方キャラクターとの連携も楽しめる。

・また前作よりも宝具をたくさん使えるようになったのもありがたい。今作はアクション(ムーンドライブ)に応じてゲージが溜まるシステムなのでどんどん使える。アクティブスキル→ムーンドライブ→宝具とアクションが一本の線のようにちゃんと繋がっているのもかなり評価できるところ。

・処理落ちもほとんどなく、大量の敵を一気に殲滅しても快適にプレイできるのも大きい。

 

システム・キャラクターについて

・システムにおいてもメインのサーヴァントのほかにサポートサーヴァントを編成できるようになったことで味方との連携やりとりを前作よりもかなり密に楽しむことができる。

・スキル強化や装備の合成、コスチュームの獲得などやりこみ要素もあるのでクリアした後もそれなりに遊べる

・キャラクターデザインは相変わらず素晴らしく、前作『Fate/EXTELLA』との連動で手に入るコスチューム個人的に満足。

https://amzn.to/2JAOXco より

 

 

つまらなかった所・不満点

・一部技の演出が派手なのでカメラワークが影響が出ることがある。

・基本的なストーリーはかなり短い。話の作り自体もかなりお粗末で言葉は悪いがあってないようなもの。

・PS Vita版に画質をあわせているのか、最近のゲームにしてはグラフィックの面ではそこまで高くない

・キャラクターの少なさ。小次郎やヘラクレスなどは出てほしかった

 

 

 

総評

戦闘面やシステムの快適さなど前作に比べると見違えるほど進化していると感じた『Fate/EXTELLA LINK』。単純に「ゲーム」としての完成度が高くただただ敵をバサバサと倒していくだけでもかなり面白い。一方で不満点でも書いたようにストーリーに対しての期待は抱かないほうが吉。あくまでオマケ程度だと思ったほうがいい。

キャラデザイン重視、戦闘の面白さは近年のアクションRPGのなかでも屈指の完成度なのでFateシリーズのファンはもちろん「無双シリーズ」のファンにもおすすめしたい作品。

 

Nintendo Switch・アプリ『ポケモンクエスト』感想レビュー【面白かった所・良かった所・つまらなかった所】

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www.pokemon.co.jp

 

Nintendo Switch・アプリで無料ダウンロードできるゲーム『ポケモンクエスト』の想レビュー。面白かった所・良かった所・つまらなかった所・不満点などをまとめました。

 


【公式】わちゃわちゃ探検RPG『ポケモンクエスト』初公開映像

 

 

面白かった所・良かった所

概要

基本無料ゲームとしては破格の面白さ。四角くデフォルメされたポケモンたちを使ってカクコロ島を探索していくゲーム。

3匹のポケモンでパーティを組んで探検していき、素材を集めてその素材でポケモンの好物料理を作り新しいポケモンをどんどん集めていくゲーム。

また、ポケモンたちは探検で手に入れることのできる「Pストーン」で育成することができ、ステータスを上げたり新しいわざを覚えたりとプレイヤーの思い通りに育てられる。

 


【公式】簡単操作でわちゃわちゃバトルを楽しもう! 『ポケモンクエスト』ゲーム紹介映像②


【公式】自分だけのポケモンに育てよう! 『ポケモンクエスト』ゲーム紹介映像③


【公式】ポケモンを仲間にして、自分だけのチームを作ろう! 『ポケモンクエスト』ゲーム紹介映像④

 

魅力

・その名のとおり、ポケモンを使った本格RPGと言っても過言じゃない。育てる楽しみ、新たな仲間(ポケモン)を手に入れる楽しみ、アイテム収集の楽しみ、強いボスポケモンを倒すことの楽しみとファイナルファンタジーやドラゴンクエストの面白さとポケットモンスターの要素が融合したゲーム。

四角くデフォルメされた(ボクセル調)のポケモンたちはどれも可愛らしく、一緒に冒険していくうちに愛着が湧いてきて進めるごとにどんどん面白くなっていく。

・アクションRPGという触れ込みだが、基本的にオートで戦闘は進行するので操作が苦手な人も安心して手軽に楽しむことができるのもポイント。(簡単なワザの指示や回避などの行動は指示できるし、全オートプレイで遊ぶこともできる)

 

 

つまらなかった所・不満点など

・いわゆるスピンオフ的な企画のゲームなので「ポケットモンスター」を想像している人は面食らうかも

・初代151匹ポケモンのみなので今後アップデートで種類が増えていくかどうかが心配なところ

・アイコンで何のポケモンかわからないのとステータス表示などの切り替えがめんどくさいのが不満点

・プレイを進めていくとわかるが、ポケモンの数が増えれば増えるほど間違えて消す、みたいなことが起きやすいのでロック機能をつけてほしかった

・またポケモンごとのソート機能もあれば良かった。

・やはりポケモンごとの使える使えない、強い弱いがはっきりしているので自由度は現時点ではそこまで高くない。(耐久力が高く攻撃力も強いパワー系のポケモンが強すぎる カビゴン、イワーク、ラプラスなど)

・バッテリーの増加やグッズ、特別なわざを覚えたポケモンなど課金要素があること。無料プレイではどうしても限界が来る。

※600円、1200円、2200円、3600円と探検パックが購入可能

・スマホ版とSwitch版との互換性はなくデータシェアができない

 

詳細は公式サイトにて↓

www.pokemon.co.jp

 

総評

これまでのポケットモンスターとはまったく異なる操作感がありつつも「ポケモン」としての親しみやすさはちゃんと残っている『ポケモンクエスト』。良点でも書いたとおり簡単操作ながらやりこみ要素は満載、しかも基本プレイは無料なので気になった人はぜひ遊んでみてほしいと思った。

 

ポケモンセンターオリジナル マスコット ポケモンクエスト ピカチュウ

ポケモンセンターオリジナル マスコット ポケモンクエスト ピカチュウ

 

PS4、Switch『嘘つき姫と盲目王子』感想レビュー【面白かった所・良かった所・つまらなかった所】

PS4、Nintendo Switchソフト『嘘つき姫と盲目王子』感想レビュー。面白かった所・良かった所・つまらなかった所、不満点などをまとめました。

 


嘘つき姫と盲目王子 イメージムービー


嘘つき姫と盲目王子 プロモーションムービー

 

面白かった所・良かった所

・基本的なシステムは「横スクロール型のアクションアドベンチャーゲーム」という触れ込みなのだがとにかく『手作り感』がスゴい。全体的な世界観はかなりキレイに統一されていて、ストーリーを進めるごとにグイグイと嘘つき姫と盲目王子の世界に引き込まれる。起承転結がとても見事で、序盤の伏線がラストに向かって回収されていく。

またイベントシーンでは声優・近藤玲奈による朗読でストーリーが説明されるのでまさに「ゲームと絵本の融合」という宣伝文句にふさわしい出来になっている。

とにかく近藤玲奈の声と表現力が素晴らしく、彼女のシルクのように透き通った声はそれだけでも一聴の価値はあると思った。

 

www.youtube.com

 

 

つまらなかった所・不満点

・プレイ時間がかなり短い。花集めなどやりこみ要素を全部終わらせても10時間かからないのはキツい。それでいて値段は他のゲームと変わらない6,000円超えのフルプライス。デザイナーの手間賃と考えてもかなり割高。

・「物語」としては文句のつけようがないほど素晴らしいのだが「ゲーム」としてのやりごたえは正直ほとんどない。一言で表すと「動かすことのできるアニメ」

・ストーリーを知ってしまうとやる意味がほぼなくなるので、周回プレイには向かず、実況プレイを見ると買う意味もなくなるので注意。

 

 

総評

キャラクター、ストーリーなど全体的な統一感、そして近藤玲奈さんによる朗読と、一つの作品として素晴らしい完成度に仕上がっている『嘘つき姫と盲目王子』。

値段は高いが物語としての面白さは近年のゲームの中でも群を抜いているので、少しでも興味があってサイフに余裕がある方はぜひ。

 

 

PS4『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』感想レビュー【面白かった所・良かった所・つまらなかった所】

PS4ソフト『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』の感想レビュー。面白かった所、良かった所、つまらなかった所、不満点などのまとめ。

※5月25日時点

 

公式サイト

persona-dance.jp

 


5/24発売!!【ペルソナ5 ダンシング・スターナイト】オープニングムービー


「ペルソナ5 ダンシング・スターナイト」PV2

 

面白かった所・良かった所

・作中のBGMに乗って気軽にダンスゲームを楽しめるのはファンにとってはかなり面白い。ストーリー性はなく、あくまで本編の「オマケ」といった位置づけなのだが『音ゲー』として楽しむのであればそこまで気にならないと感じた。

・ティザーPVで確認してもらってもわかるようにグラフィックの面は前作『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』からもかなり進化していてキャラクターもかなり表情豊かで楽しそうにダンスを踊っている姿を見るのは新鮮なのでそれだけでも一度遊んでみる価値はあると思った。MVもかなり格好良く作り込まれている。

・このゲームの大きな魅力のひとつは「キャラクター達の部屋が覗ける」ということ。ゲームを重ねていくことで、コミュイベントが開放され、キャラクターたちから自分の部屋に招待されることがあるのだが、例えば「P5の真の部屋にはブチまる君のグッズが置かれている」など、それぞれのキャラクターの細かな設定などが反映された部屋づくりなっていてかなり興奮する。このゲームしかないミニイベントでのキャラクターのやり取りも楽しい。

・衣装替えでキャラクターをいろいろなコスチュームに着替えさせ自分好みにカスタマイズできるのも嬉しい。

 

 

つまらなかった所・不満点

・音ゲーとしての難易度はそこそこ高く、不得意な人や音ゲー未経験という人にとっては中々厳しい仕様になっている。操作自体はシンプルなのだが、譜面が見づらいという部分もありあれもこれもとせわしなく操作してるうちに終了、ということが多々あった。初心者はEASYモードからはじめるのがおすすめ。

・値段はフルプライスの割にゲームとしてのボリュームは少ない。冒頭でも書いたがストーリーの部分はほぼ皆無に近い。やりこみ要素もキャラクターの解放、衣装集めくらいなので空いた時間などに軽く遊ぶのがいい。

・DLCが高い。DLCで新たに追加楽曲や衣装、キャラクターをカスタマイズするアクセサリーなどが販売されていて、WEGOとのコラボ衣装などのステマ要素の強いコンテンツは無料なのだがP5D・ATLUセレクションなどは1,200円とかなり高い。またファンからの要望も高かったキャラクターの追加配信も7月以降とかなり時期が開いてしまうのも残念。

・表情は良いのだが動きがどうしてもダンスの時の動きが単調に感じていまうことがある。

・フル音源で遊ぶとダレる

 

 

総評

ファンならニヤリとさせられる魅力はあるものの、どうしても値段の高さやボリュームの少なさに目についてしまう今作。「キャラゲー」として捉えるか「音ゲー」として捉えるかで評価が変わってくるゲームだと思うので、金銭的に余裕があってキャラクターが何よりも好き!という人はぜひ遊んでみてほしい。

 

ペルソナ5 ダンシング・スターナイト - PS4

ペルソナ5 ダンシング・スターナイト - PS4

 
ペルソナ5 ダンシング・スターナイト - PSVita

ペルソナ5 ダンシング・スターナイト - PSVita