9月28日発売のNintendo Switch『ファイアーエムブレム無双』の感想レビュー。面白かった所・良かった所・不満点などのまとめ。
良かった所・面白かった所
無双の爽快感はもちろんのこと、リアルタイムで戦況を把握し、味方に指示を出しながら戦況を見極めてプレイしていくのはまさに『ファイアーエムブレム』そのもの。育成要素などのシステムもファイアーエムブレムシリーズをきちんと踏襲しているので無双シリーズがはじめてな人もすんなりと受け入れられるはず。
三すくみの武器特性(剣は斧に、斧は槍に、槍は剣に強い)など脳死プレイでは一筋縄ではいかないところもファイアーエムブレムみがあって楽しい。
他の無双シリーズに比べると助っ人キャラ(NPC)が役に立つのが嬉しい。他のゲームはイマイチ役に立たなく結局ほとんどの敵を自分でなぎ倒す、みたいなことが多かったのだが、FE無双は仲間と一緒に戦っている『共闘感』みたいなものがかなりある。
・敵の数も多くちゃんと『無双感』も味わえる。
・キャラ育成、装備収集などやりこみ要素も多数でかなりの時間遊べる。
その他細かな良点
・ムービーのクオリティは抜群
・フルボイスでかなり賑やか
・BGMは思わずうるっとくる
悪かった所・不満点など
・ファイアーエムブレムシリーズに慣れたプレイヤーほど、フルボイスに違和感を感じる。
・覚醒やifのキャラが多く、他シリーズのキャラが好きな人には物足りなく感じるところも。この2作はファンからの評価も低いのになぜこれらを中心にしたのか。それゆえに、ファイアーエムブレム覚醒やファイアーエムブレムifが嫌いが受け入れられない人はおすすめしない。(前半は覚醒のみ、中盤からif、暗黒竜)
・シナリオもファイアーエムブレムらしい王道のストーリーなのだが、無双シリーズにありがちなご都合主義な展開が多い。
・基本的に自分を含めた味方が強く、難易度という点ではそこまで難しくないので(クラシックモードは中々)スリルを求める人は自分で縛りをつけるなど工夫が必要。
・オンラインマルチがあればなお良かった
総評
最初は無双とファイアーエムブレムがどう組み合わさっていくのか不安も大きかったが、それは完全に杞憂だった。これはファイアーエムブレムでもあり、無双でもある。互いの物足りないなと思った所(FE=味方への指示などのシミュレーション要素、無双=自分で好きなキャラを動かせる主人公感)をうまく補っている完璧な融合と言っていい出来のゲームだと感じた。まさに『シミュレーションアクションRPG』の誕生。
不満点にも挙げたように参戦キャラの物足りなさなどはあるが、それらはこれからのDLCでうまく解消してくれれば最高のゲームになると思った。
無双、ファイアーエムブレムどちらのファンのみならず多くの人におすすめできる良作。
Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2017/03/03
- メディア: Video Game
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