9月29日発売のPS4ソフト『FIFA18』感想レビュー。良かった所・面白かった所、不満点などをまとめた。
FIFA17感想レビュー
FIFA 18 Gameplay Demo - IGN Live: Gamescom 2017
良かった所・面白かった所
去年発売された『FIFA17』でも書いたが、『ウイニングイレブン』シリーズと比較してもより「リアルサッカーゲーム」としての進化を正統に遂げているな、いった印象を受けた。
選手一人ひとりの動きの滑らかさであったり、汗やユニフォームの汚れ方など細かいグラフィック、それこそ正式なチーム名や選手名を使える部分など、前作よりもすべてがグレードアップしている。顔グラフィックも前作より進化し、ウイイレとも遜色ない出来。
入場シーンからゴール後のパフォーマンスまで演出面でもよりリアルに仕上がっていて「ゲーム」という垣根を越えて自分自身が「プレイヤー」であり「監督」であり「観客」でもある、不思議な感覚を味わえる。
ゴールのバリエーションもウイイレよりも多く、未だに選手が思っても見なかったような素晴らしい動きを見せたりするので新鮮で楽しい。
その他細かな良点
・ミドルシュートの成功率など若干オフェンス面が強化され、ゴールが決まりやすくなった
・キャリアモードがかなり面白い。選手交渉など、オーナーの気分をよりリアルに味わえる
・UTコミュニティのチームと戦い、得られたポイントによってランク付けされ、ランクに応じた報酬(パックやコイン、選手カードなど)が得ることができるオフライン専用のモード『スカッドバトル』も面白い
・「The Journey」も相変わらずの面白さ。これとキャリアモードのためだけにでも買う価値があるほど。
・パス、クロスの精度が高くなった
・より選手毎の個性が際立つようになった
・全体的にプレーのスピード感が上がりモッサリ感がなくなった
・選手交代の気軽さ
悪かった所・不満点など
良点でも書いたが、FIFAというゲームは基本的にオフェンスが強いため、ウイニングイレブンよりもかなりオフェンスの操作に比べるとディフェンス側は不利になってしまう状況が多かった。そもそもウイイレとは感覚が違うので当たり前の話なのだが、ウイイレの守備が「個」だとしたらFIFAの守備はいわば「集」。いかにゾーンで人数をかけて守っていくかが重要になってくる。
これを意識しないで、個でのプレイでディフェンスをすると、クロスからの空中戦であったり、裏に抜け出すようなスルーパスに対しては完全に無力になる場面が多くなるのでこのあたりのバランスは難しいと感じた。
それ故にかなり大味の試合展開になりやすく、ゴールがバカスカ決まるのは気持ち良いのだが、スリリングな試合にはなかなかならない
その他細かな不満点
・FIFA17と操作に若干の変更がある(ノータッチドリブルなど)
・相変わらずデフォルトでの試合中の選手が小さい
・実況が味気ない
・良点でも書いたが、ミドルシュートが入りやすく多少無理なシュートでもゴールになってしまう
・GKがキャッチするであろうところでパンチングが多い
総評
他レビューをのぞいてみると「ウイイレに寄せている」という意見もあるが、個人的にはあくまで「FIFA17からの正統進化」という印象を受けた。たしかにディフェンス操作の複雑さからか、乱打戦になりやすいというマイナス面はあるのだが、その試合のスピード感も今作の特徴。
FIFAファンだけでなく、ウイイレファンがプレイしても楽しめるようなゲームに仕上がっていると感じた。
「The Journey」「キャリアモード」は文句なしに楽しいので気になった人はぜひ体験版からでも遊んでみてほしいです。
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