Nintendo Switch・PS4ソフト『進撃の巨人2』の感想レビュー。面白かった所・良かった所・つまらなかった所・不満点などをまとめました。
『進撃の巨人2』Nintendo Switch™プレイムービー
面白かった所・良かった所
・ついに搭載された「「キャラメイク」
今作ではついに待望のオリジナルの調査兵団キャラを作ることが可能になった。エレンやミカサとなって進撃の巨人の世界を追体験するのではなく、自分自身が進撃の巨人の世界に入り込める、というファンにとっては夢のようなシステム。
顔や髪型、服装なども思っていたより自由に設定することができ、スキルなども好きなように設定できるのでリヴァイを超えた「最強の兵士」を作成することもできる。
・前作よりもさらに強化された立体機動装置を使った巨人との戦闘
前作同様、慣れるまでにかなり時間がかかる立体機動装置を使った戦闘だが、前作に比べるとアクションのバリエーションが格段に増え、自分の思い通りに動かせるようになった時の喜びや爽快感は前作の比ではない。距離をとっての奇襲攻撃や、カウンター技、味方との連携など、アニメや漫画でしかできないようなことが「できる」ようになっているのでキャラメイクと合わせて「自分が本当に巨人と戦っているんだ」という没入感がハンパじゃない。
・グラフィックの向上
グラフィックはPS4・Nintendo Switch版も一作目よりも格段に向上していて、巨人のリアリティのある動きは本当に気持ち悪くなるほど。大量に出てきた時のフレームのカクつきは若干気にはなるが、ボス戦などの迫力はかなりのものなので、良い緊張感を味わいつつ楽しむことができる。
・スキル入手による成長感
スキル入手ごとにできることがどんどん増えていくので、アクションゲームにもかかわらず、シミュレーションやRPGのような成長感を味わうことができる。最初は苦戦した巨人も楽勝に勝てるようになったりと、自分の操作の向上とともにキャラも強くなっていくのが何よりも楽しい。とはいえ、簡単にクリアできるというわけではなく、ちゃんとスキルを覚えなければ倒せない巨人もでてきたりするので、ゲームバランスとしては本当に絶妙なゲームだと思った。
・原作を知らなくても分かる親切なムービー
原作を踏襲したムービーも多数収録されているので原作ファン以外にもかなり楽しめるゲームになっているし、ファンは再び補完できる部分があるでより『進撃の巨人』という世界を知れるキッカケになる。
その他細かい良点
・CPUのAIがちゃんと仕事をするので共闘感がすごい
・武器のカスタマイズで見た目がちゃんと変わるのが嬉しい
・キャラメイクで作った自分のキャラクターが他のキャラと浮かない絶妙加減
#進撃の巨人2 ほんと面白い!アクションも日常パートも全てがパワーアップしてるね。日常パートのキャラとの交流も想像以上に楽しいし、成長にも繋がるのも良いね。
— シイラ (@sealacat) 2018年3月19日
進撃の巨人2プレイ開始してみた。面白いわ。想像以上にするすると立体起動で移動できるし爽快。私が下手クソなんで上手くいかなくてあ~~ッなことはそれなりに多いけど、ゲーム側の仕様にイラッみたいなのは今のところないかな
— エマ (@muraema) 2018年3月19日
つまらなかった所・不満点
・自由度の増えたぶんやることが多くなり、スキルを手に入れるためのキャラ毎に『親密度』を上げる作業が意外と面倒くさいのが難点。覚えさせたいキャラを戦闘に連れ出したり、イベントを開放させたりしなければならないのだが、自分の使いたいスキルを手に入れるための時間がかかりすぎて、飽きっぽい人ならやりたいことをやれるようになる前に諦めてしまいそう。
・やはり立体機動装置のワイヤーアクションは慣れるまで楽しさというのを見出すのは難しく、最初のウチはわ~ヤーが色んな所に引っかかるなどして思うように動けないことが多々。前作をプレイしたことあるプレイヤーならまだ感覚はつかみやすいと思うが、今作が初めてという人はかなり手こずるかもしれない。
そのため「爽快感」を感じるまでのガマンと言った印象。
その他細かい不満点
・巨人の弱点部位が一部ボスでは変化するので、若干面倒
・トレーニングモードが充実してると序盤はありがたかった。
・巨人の動きがよりリアルになったためか、難易度は前作より高い。アクションゲームの苦手な人は難しいかも
・DLCが衣装含めしょぼい
進撃の巨人2。
— シェイド (@shd_ps4) 2018年3月18日
生き物って意味で巨人がよく動くようになって(前作は移動する的)面白いけど、IK(インバーキネマティクス:地面と骨格の自然な当たり判定)がお粗末で、地面に伏せる動きになると肘膝があり得ん方向に動くから攻撃失敗判定がついて、巨人を削げずに自分の興が削がれる事がしばしば。
総評
一作目よりも格段に完成度の増した今作、キャラクリエイトや武器カスタマイズなど「これが欲しかった!」という要望はほとんど追加されているので、最初ということで買うのを見送っていた人も一作目の出来にがっかりしたという人も納得できるゲームに仕上がっていると感じました。
原作ファンはもちろん、進撃の巨人の名前は知っているけど、話はよく知らないという人にもオススメできる名作ゲームです。