PS4ソフト『龍が如く6 命の詩。』の感想とレビュー。良かったところ、悪かったところをまとめた。※随時更新
良かった所、驚いた所
・相変わらずの寄り道、ミニゲーム(プレイスポット)の楽しさ
元々、キャバクラ、カジノなどの寄り道、ミニゲームがこの龍が如くシリーズ最大の魅力と言っても大袈裟じゃ無かったのだが、今作はいつにも増してこの寄り道要素に力を入れている。
上記動画にもあるようなゲームセンターでの「ぷよぷよ」や「バーチャファイター5」のアーケード版のフル移植、セガアーケードで「スペースハリアー」「アウトラン」、「スーパーハングオン」、「ファンタジーゾーン」などの懐かしのゲームを楽しんだり、カラオケでは本格リズムゲーム、ダーツではリアルさながらの娯楽性を兼ね備えている。麻雀は本格麻雀を手軽に楽しんだり、草野球チームを率いて最強のチームを目指したり、野良猫を集めて窮地に陥った猫カフェを立て直す、ライザップで身体鍛える、素潜りで新鮮な魚や巨大魚の捕獲、ライブチャットではセクシー美女とのリアルチャットが楽しめ、スナックで客の愚痴を聞いたり、おなじみのキャバクラはカードゲームの要素も入りよりリアルなやりとりが楽しめるなどなど、本編以上に遊べてしまう、まさに時間泥棒ゲームだ。
・豪華キャスト陣と負けず劣らずのグラフィック、そしてストーリー
今作も超豪華な俳優陣がゲームを彩るキャラクターとして名を連ねている。ヤクザと言えばこの人、ビートたけしを始めとして藤原竜也、小栗旬、大森南朋、宮迫博之、真木よう子と一本の超大作映画を作れるくらいの名優たちを起用している。そして、それに負けないくらいに東京、広島の街並みやそこで暮らす人々が本当に、本当にリアルに作り込まれていて、思わず息を呑み、この世界観に釘付けになる。
さらに第13章からなるストーリーは、刑期を終え極道の世界から足を洗ったはずの桐生一馬と、大事な忘れ形見、遥とそれをめぐる東京、広島を巡る巨大組織の抗争、思惑が複雑に絡み合い最後にはパズルのピースのように埋まっていく展開は、本当に永くこの龍が如くシリーズをやってきた制作陣だからこそ作れる圧倒的なストーリーテリング力だと脱帽する。
そこへ要所要所に流れる山下達郎の曲が重なることで思わず胸にグッときてしまう。まさにシリーズ集大成と言うべき出来栄えだった。
不満点・悪かった所
・圧倒的なストーリーを魅せるがためにアクションなどの操作性はそこまで良いとはいえず、むしろ代わり映えのしないバトルが邪魔になってしまうことがある。
桐生の動きなども「コンボスピード」というスキルを取得するまでは少しぎこちなくその点は今までのシリーズのほうが上だと感じた。
・廃止されたプレイスポット
特にシリーズでも人気で個人的にも期待していた「将棋」「ミニ四駆」「パチンコ」「カジノ」「賭博場」「キャバクラ経営」などのミニゲームが無いのが少し残念だった。(これはまだ自分が場所を見つけられていないだけかもしれないが)
また、代わりに追加された「カラオケ」「クランクリエイター(ギャングバトル)「ハルトあやし」があまり面白くない(特にハルトあやしはコントローラーを投げたくなるほど)のでそのあたり一長一短と言ったところだった。
その他細かいところで言えば、
ムービーが長い
街行く人の桐生に対する反応が嫌らしい
カメラワークに慣れるまで時間がかかる
サブクエストが面倒
などなど
総評
満を持して発売された龍が如くシリーズの最終作品。圧倒的な映像美と相まって桐生一馬といえ一人の人間の人生を体験している感覚はおそらくシリーズ1。ただ、不満点でも述べたように廃止されたミニゲームに関してはかなり残念なのでこれから初めて龍が如くを遊ぶという人は過去作と一緒に購入することをおすすめします。
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