PS4で発売されたアドベンチャーゲーム『追放選挙』 の感想とレビュー。良かった所、面白かった所、悪かった所・不満点など。
追放選挙とは
何もない空間と欠落した記憶、12人を残して滅亡した世界。奇妙な人形が提案したのは、話し合いという名の殺し合いだった。3日に一度行われる「選挙」とよばれるデスゲーム。
この「選挙」で敗れてしまった人は、遊園地の外に“追放"されてしまう。化け物が闊歩する外への追放は死を意味していた。
だが、主人公の妹、一条未彩はこのゲームの最初の犠牲者になってしまう。
主人公、一条要は“追放"された妹の復讐を果たすため、恋人の苺恋を守るため、妹の追放を選択した他の参加者を全員追放することを誓った。
良かった所・面白かった所
・日本一ソフトウェアらしい作り込まれたストーリーとキャラクター造形は流石の一言。メインキャラクター9人をどう追放していくかによって微妙に変わる会話やストーリーで何周も飽きずに楽しむことができる。 この独特の雰囲気は最近プレイしたゲームのなかでもまた異質。
・BGMが綺麗なピアノ調のクラシック曲が多く、聴き込んでしまうほど素晴らしい
・既読文章のコンプリートが表示されるのはありがたい。
・後述するが、選挙部分では物足りなさを感じるものの、単純なサスペンスアニメとして見た場合、個人的には雰囲気もセリフ回しも好印象。メガネのサイコパス・忍頂寺一政や妙な色気を放つ女・百合園志歩理が好きだ。
悪かった所・不満点など
・ゲームのボリュームとしては他のアドベンチャーゲームよりは薄味な印象を受けた。
・アドベンチャーゲーム、キャラクターゲームとしては屈指の出来だと思うのだが、「選挙ゲーム」としてはそれこそ『逆転裁判』や『ダンガンロンパ』には及ばないと思った。この手のゲームの最大の魅力でもある推理パートもどこか大雑把で、そういう自分で考えて真実をあぶり出すのが好きな人にとっては厳しいのでは。また選挙までの流れが少々蛇足感があった。
・癖のあるキャラクター達ゆえに好き嫌いがわかれそうな印象も受けた。特に主人公の一条要(いちじょうかなめ)に関しては賛否がわかれそう。
まとめ
制作会社は違うが、『ダンガンロンパ』シリーズによく似た雰囲気を持つこの『追放選挙』。「選挙」がテーマという点でも類似しているところはあるが、ダンガンロンパにもない魅力を多く含んでいる作品だと感じた。
良かった点でも書いた通り、ストーリーの進め方はキャラクターに関しては追放選挙のほうが個人的には好みで先がどうなるのか、クライマックスに向けてどんどん尻上がりに面白くなっていく。
前述したとおり、粗も目立つところはあるがこれがシリーズ第一作と考えると次作には期待しかない。
キャラ造形だけでもかなり魅力的なので気になった人はぜひ。
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