Nintendo Switch『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の感想レビュー。ほぼネタバレなし。
ハッとし、心を奪われる世界観
ストーリーがとにかくいい。あまり明言するとゲームを100%楽しめないので避けるがとにかくいい。ゼルダであってゼルダじゃないと誰かが言っていたが言い得て妙だと思う。まさにゼルダを超えたゼルダ。
この「クリアした後も記憶を消してもう一回はじめからプレイしたい」そう思えるのは「ワンダと巨像」をクリアしたしたとき以来だ。こんな感情になれるゲームがまたでてきてくれたことが本当にうれしい。
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: Video Game
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新たなRPGの魅力というのが存分に詰まったゲームだった。圧倒的すぎるほど圧倒的なグラフィックが体現する「オープンワールド」というシステムの良さが120%引き出されている。圧倒的と言ってもこのゲームくらいに綺麗なグラフィックのゲームならこの時代いくらでもある、ブレスオブザワイルドが醸し出す世界観というのはそのベクトルとはまったく別のところにあるのだ。一言で言うなら「ゼルダの伝説という世界がここに存在している」
その世界でほんとうに「冒険している感」がとにかく半端じゃなく、例えるなら外に出てないのに外出した気分になる。本当に自分こそがリンクなんだと、そのリンクである俺が姫であるゼルダを救うんだと、まったくもって「他人感」というものがない。
例えば序盤、リンク(自分)が馬に乗って遠くの山のほうまで走っていこうとする、従来のRPGと違って制限がなくどこまでもいける、そうすると自分の身の丈に会わないような強いモンスターと出会う、そして案の定殺される。また、貴金属製のアイテムを身につける、天候が荒れる、そうするとそこめがけて雷が落ちてくるのだ。こんな体験もオープンワールドであるブレスオブザワイルドならではなのだ。
圧倒的な開放感と吹き抜ける清涼感
多くのゲームは序盤から〜中盤までが楽しさのピークで後半になるにつれ、歩かされている、謎を解かされている、敵と戦わせている、といったいわゆる「やらされてる」と思う部分がどうしても出てくるもの、しかしこのゲームは「プレイヤーがやりたいこと」と「制作側がやってほしいこと」のバランスがほんとうに絶妙で、スーッとゲームの世界に自分の心と身体を溶け込ませているような感覚になる。謎解きひとつとってもそうだ。このゲームに明確な「正解」はない。仮に邪道な方法でトラップを突破したとしてもそれがリンク(自分)にとっての正解なのだ、それはプレイヤー一人ひとり(リンク)によって異なる。
いまの時代攻略サイトや多くのブログでこの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の攻略ルートや各敵、各ボスの倒し方が無数に転がっている。しかし、このゲームはそういった外部からの情報は足かせにしかならない、このゲームは手探りで、自分だけの力で一歩一歩すすんでいくことこそがこのゲームを120%楽しめると思っています。
Amazonのレビューの多さと、高評価の高さからもどれだけ多くの人を虜しているゲームだとわかるだろう。まさにプレイする楽しさを改めて感じさせてくれる素晴らしい作品でした。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド COLLECTOR'S EDITION
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2017/03/03
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Nintendo Switch Joy-Con (L) / (R) グレー
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2017/03/03
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