3DSの『ドラゴンクエスト11』をこれまでプレイしてきたのだが、PS4限定の要素、特殊スロット「マジスロ」が面白すぎるという噂を聞き、思わずPS4版の購入を決めた。
そしてようやくマジスロができるカジノの街まで進めたのだが、本当に面白い。個人的にリアルのパチスロも遊ぶことも多いのだが、正直いまリリースされているどの機種よりも面白いのではないだろうか。
今回はマジスロの魅力となぜここまで面白いのか、ということについて書いていく。
「マジスロ」基本チャート
基本のフローチャートは液晶上のスライム「スラりん」はリプレイやベル(プラム)など揃った子役で様々なアクションを見せる。そこで「スイカ」や「チェリー」「チャンス目」などのいわゆる『レア役』を引き、ボーナスが当たりやすくなる「高確率ゾーン」や直接ボーナス当選を狙うというものだ。
ボーナスゲームは20ゲーム行われ、その際にBAR揃いが契機で突入するストック抽選特化ゾーン「しもふりチャンス」、20ゲーム消化後に突入するチャレンジバトル(ボスを倒せば再びボーナス継続)で出玉を増やしていく。
「チャレンジバトル」では冒険中で仲間にしたモンスター達とボスが戦いベル(プラム)が揃うとこちら側の攻撃、反対にリプレイが揃うとボスの攻撃という形でゲームが進んでいく。もちろん途中でレア役を引くと「必殺技」が発動し、ボーナス継続に大きな期待がかかる。
「マジスロ」の面白さ
前述した要素だけでも本当によく出来ていると思うくらいの完成度を誇る「マジスロ」なのだが、特に驚いたのが『ロングフリーズ』まで再現しているということだ。
ロングフリーズとは、何万分の一の確率で揃う「究極役」が成立したときに起こり、いきなり画面が「プチュン…」とブラックアウトし、全リールがゆっくりと逆回転をはじめる、そしてゲーム上で1番の恩恵を得ることができるという狙ってはまず出せないパチスロを打つ人間なら誰もが夢見る演出の1つだ。
この再現度、筆者自身もこれまでスロットで何度かロングフリーズを引いたことがあるが、この演出には思わず脳汁(スロッターがよくいう思わずアドレナリンが分泌するほど興奮する状態のこと)が出た。
「ドラゴンクエスト」というこれ以上ないほどのビッグコンテンツとパチスロ、この2つがここまで相性の良い物だと誰が予測できただろうか。
今やスロットも規制がかかりギャンブル性の低下に伴って、大負けすることも少なくなったが、反対に出玉速度の減少など物足りなさが目立っていた。
おなじみの「北斗の拳」や「エヴァンゲリオン」をはじめ「メタルギアソリッド」や「サクラ大戦」「犬夜叉」など誰もが知っている作品を素にしたスロットが数多くリリースされているが、特に前述した流れの中で4号機から5号機に移り変わるにつれ機種の評価は右肩下がりを見せていた。
しかし、この「マジスロ」はあくまでドラゴンクエスト内でのミニゲームのひとつ。そんな規制などには一切縛られず、圧倒的な出玉要素や平均回転数、初当たり確率を誇り昨今のスロットに業を煮やしてきたスロッターを唸らせるまさに『神台』となっている。
仮に「マジスロ」が実際にホールに登場したとして、恐らく規制の影響でここまでの爽快感やカタルシスを味わうことができるのかというと、そこはかなり難しいところだろう。ゲーム内だからこそ誕生したこの「マジスロ」、ぜひスロッターもスロットをしたことがないというビギナーも一度体験してみてほしいと思う。(文:物置)
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