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Switch『ドラえもん のび太の牧場物語』感想レビューまとめ【面白かった所、良かった所、つまらなかった所、不満点など】

Nintendo Switch『ドラえもん のび太の牧場物語』の感想レビュー。面白かった所、良かった所、つまらなかった所、不満点などをまとめました。

 

公式ティザー動画


Nintendo Switch「ドラえもん のび太の牧場物語」第2弾PV

 

『ドラえもん のび太の牧場物語』面白かった所、良かった所

『ドラえもん』に出てくるユニークな秘密道具をつかってあらゆる牧場経営の時間を短縮、効率、パワーアップ化できるのはシステムとしては本当に面白い。キャラクターのテキストもボイスが入っているものが多くまるでドラえもんの映画、アニメの世界に入り込んでいるような没入感が得られる。

ともすれば『牧場物語』と『ドラえもん』どちらかに比重が偏ってしまい、結果両ファンから総スカンを食らってしまうというようなケースにもなりかねないのに本作はその部分が本当に絶妙なバランスで成り立っているのは素直に凄いと思った。

 

それに伴ってグラフィックやBGMはかなり丁寧に作り込まれていて好感が持てた。両作品のいい所がかなり踏襲されていて、動いているキャラクターを眺めたり、音楽を聴いたりしているだけでもかなりの「癒やし」になった。

 

『ドラえもん のび太の牧場物語』つまらなかった所、不満点

・コストバランスの悪さ

収入に対して支出が追いついていかないという完全に「現代社会」を模した作りになっているところに絶望を覚えた。他レビューでもあるようにニワトリ1羽(例えば4000円)に対しての卵の売価がたった30円という利益率の低さ、その他も牛や野菜など育てる労力の割にあまりにも還元がない、というのは本当に泣きたくなる。

結果、鉱山にこもって金属を掘り起こしそれを売って金に変えるというやり方が一番の最適解だということに気づくともはやこのゲームをやる意味を見失ってしまう。

ある意味では人生に大事なことに気づかせてくれる一種の「教材ゲーム」なのではないかと思った。

その他細かい不満点

・メニューバーがないのでアイテムの切り替えが大変

・雑貨屋の営業時間の短さ

・体力表示の不親切さ

・アイテムUIが非常に見づらい&操作しにくい

 

 

総評

「ドラえもん」と「牧場物語」という2つのコンテンツが夢のコラボレーションを果たした今作。牧場物語で面倒だった部分をドラえもんのひみつ道具で時間短縮、パワーアップさせるなど、互いの利点を活かしつつ絶妙なバランスでひとつの作品に落とし込んでいるのはさすが。

どちらのファンにも楽しめる良作といえる全年齢におすすめできるゲーム。

 

…といいたいところだが、蓋を開けてみると「いかに金を稼げるかを考える効率ゲーム」だというのが正直な感想だった。そもそも『牧場物語』というコンテンツ自体が突き詰めてしまえば完全な効率ゲームなので当然といえば当然だが、ティザー動画で見られるような要素はゲームのほんの一部でしかなく、どこまで『牧場』というものに対してドライになれるか、というのをプレイヤーに問いかけてくるのでそこで折れずにうやり続けられるか、というある意味では「修行」ともいえる作品だった。